2014/9/20(土)18:00~@東京キネマ倶楽部

 

前置き:少し長くなるがベイビーレイズにとって9/20を語る上で重要な説明をしておく。

 

ベイビーレイズにとってこの9/20はまさに命運が決する日だった。

2年で武道館公演ができなければ解散、その公約のもと2012年に結成されたベイビーレイズが2014/7/13の日比谷野外音楽堂にて条件が発表され、つかみとったチャンス。

それは7/20からの2ヶ月間で武道館公演実現のための署名を集めることだった。できなければ武道館公演は即日キャンセル、2014年でベイビーレイズは解散…

 

署名数が届かなければ○○、というのはよく聞く話だ。世代的にはポケットビスケッツを思い出す。手垢のついた手法だ。本人たちにも、そして周りの応援者たちにも負担は大きく、決して褒められた方法ではない。

 

しかし、それでも我々虎ガー(=ベイビーレイズのファンの総称)はやらねばならない。この運営の仕掛けた物語に乗るしかない。そうでなければこんなに素晴らしい楽曲たちとパフォーマンス、歌声、容姿その他もろもろを持つ素晴らしいグループが解散しなければならないからだ。

 

筆者の思い入れを記述していたら2,000字を超えてしまったので割愛するが、ベイビーレイズ周辺には上記の理由から様々な”物語”が発生していた。

 

9/10の中間発表時点での人数は8,513名。1,500名弱足りていない状況だった。そこからは更に熱を増したブログ、Twitterでの必死の呼びかけを行っていた。

 

メンバーはもはやドサ回りとも言えるような署名の呼びかけ活動。それを2ヶ月間必死に行い、迎えた前日9/19、東京キネマ倶楽部の1日目。

 

ライブを終えたメンバーの1人、センターの林愛夏さんがブログを更新した。

 

→みんなと出会えて良かった♡*愛夏[http://ameblo.jp/babyraids/entry-11927436938.html]

 

アイドルがダメなら大学へ行くとか舞台へ戻るとかそんな軽い気持ちではやって来てません。(それは将来の夢として大切に閉まっておくとして)

やるならその世界のトップになりたいと思い、ベイビーレイズもやって来て、
その過程の中で、こんなに頑固で可愛いくない私を応援して下さるファンが徐々に増えて行き、みんなの優しさのおかげで負けず嫌いで勝気な性格が和らぎ、段々と自分の事よりも、みんなを武道館へ連れて行きたくなりました。

芸能人だから頑張るのは当たり前です。楽しい場所を作るのがお仕事で、心から感動して頂きたいと願いながらいつも歌います。
だから本当は頑張りますなんて言うのはおかしいけど、みんなの為に頑張りたい
みんなと武道館にどうしても行きたい
みんなと武道館で歌うのが今の願いです。

武道館はチームベイビーレイズみんなの願いです。
みんなの夢、叶います様に‼

 

これを読んだことで物語は最大級の肥大を迎え、深夜に虎ガー(筆者)のエモさが爆発。翌日への想いが極大へ。その前提でぜひこの後のレポートを見て欲しい。

 

以下、レポート

 

東京キネマ倶楽部は鶯谷駅南口から徒歩1分のビル5-6階にあるスタンディング600名ほどの小さなライブハウス。そこで運命の発表(解散or武道館公演実現)が行われる。

筆者は前日なかなか寝付けないながらも昼から行動を開始し、18時の開演に合わせ動いていた。こうなったらゲン担ぎとばかりに昼にはセンター林愛夏さんの大好きな「茄子」のチキンカレーを食べ、緊張をごまかすため酒を飲み、新宿をフラつき、鶯谷についても駅前の小さな酒場に入ってアルコールでごまかした。

 

グッズを1,500円以上購入すると公演後に握手ができるということだったのでTシャツとメッセージ・サイン付きの写真を購入。武道館が実現するならば絶対におめでとうと直接伝えたかった。

 

17:40ごろ会場に入ると、以下の様なBGMが流れていた。

 

  • ロマンスの神様
  • ロマンスの途中
  • ヤングマン
  • ロマンティック浮かれモード
  • お祭りマンボ
  • アルプス一万尺

 

並べ、俯瞰すると意図するところがわかるのだが会場ではなぜこの選曲なのだ?と若干戸惑っていた。”ロマン”つながりかと思いきやヤングマンやお祭りマンボの存在が一層謎を深くしていた。

 

そこでベイビーレイズリーダー、「でんちゃん」こと傳谷英里香さんの開演前の影ナレが。

諸注意の後、不安がってないで今日は楽しんでと。

もちろんファンに向けての発言であったが、自分たちに言い聞かせているようにも聴こえた。

 

始まってからは怒涛のセットリストだった。

 

  • 01 暦の上ではディセンバー
  • 02 充電満タン~サタデーナイト
  • 03 ベイビーアンビシャス!
  • 04 ぶっちゃけRock’n はっちゃけRoll

 

まずは4曲連続。不安なんか吹き飛ばすようにベイビーレイズの持つ多幸感あふれるアッパーチューンの浴びせかけだ。筆者もここは楽しまなければとおもいっきり楽しんだ。一旦署名の件は頭の片隅に置いておこう。そう思わせてくれるほどベイビーレイズのパフォーマンスは力強く、見惚れてしまう。

 

MCでいつもの自己紹介を終え、セットの壁面に描かれた今までやってきたライブのロゴに触れつつ、次の曲へ。

 

  • 05 ロックオン・ダーリン
  • 06 スーパーノヴァ
  • 07 アバタがエクボ

 

少し落ち着いたゾーンで、スーパーノヴァを聴いている時に今年のTIF2014、2日目のSKY STAGE(フジテレビ湾岸スタジオ屋上ステージ)でのパフォーマンスが思い出され、歌詞の以下の部分で色々な想いが溢れ、涙がこぼれてしまった。

 

夕映えの空 雲が走って

すぐに消えてしまうことを知るよ

 

ほら ここで僕の声を

過ぎゆく夏に歌ってゆくよ

流れ流され いつかはぐれて

その時が来る前に

ひとつでも今伝えなくちゃ

 

アバタがエクボはバラードのため、より心がしんみりし、自分の中ではこの時点で「なんとか署名人数に届いてくれ」という気持ちの高まりがMAXになっていた。

 

2回めのMCではその壁面のロゴの歴史を振り返り、私たちも2周年だし、虎ガーさんたちも2周年やね、とかわいく「リコピン」こと大矢梨華子さんが言い放つ。そこで7月発売のアルバム収録曲ながら

前日初披露となったハピバでソング!から始まった。

 

  • 08 ハピバでソング!
  • 09 夏色パーティー
  • 10 チャリンコアイドル
  • 11 JUMP

 

とにかく騒いだけれどやはりJUMPが始まった段階で少し覚悟を決めなければならないのだな、という気持ちにさせられた。林愛夏さんの顔つきもいつにも増して真剣であるように感じられ、ギリギリの緊張感の中でパフォーマンスをしているその強さと美しさにハッとさせられていた。

 

そして…運命の署名人数発表。セットに貼られたシールを剥がすと数字が現れるようになっていた。リーダーのでんちゃんが壁のシールをめくる準備をする。愛夏は両手を合わせ、目をつむり祈るようにしていた。観客もその場に座り、固唾を呑んで見つめる。

 

3.2.1…一気にめくるでんちゃん。しかし途中でシールに亀裂が入っており、下3桁しか表示されなかった。

 

「872」

 

まだわからない。メンバーはそんな仕掛けにちょっと緊張が緩んだようだが、でもまだ不安な面持ちは隠せていなかった。

 

2ヶ月間、37ヶ所。真夏の暑い中行った署名活動。ノートへの手書きだ。リコピンも「全国のファンの皆さんの想いがこもったお名前をお預かりするその意味」と感謝の意を述べていた。ついにその結論が出る。でんちゃんが意を決し、シールをめくった。

 

「13872」

 

大歓声だ。こんなに嬉しい雄叫びをあげたのは初めてだった。ステージを見つめてみる。歓声の中メンバーの本当に本当に嬉しそうな笑顔。あぁ、良かった…心の底から思った。こんなに素晴らしいグループの夢の続きがまだ見れるんだ。それだけで目頭が熱くなった。

喜びもつかの間、メンバーからみなさんにまだまだ楽しんでもらいたいと後半の発表が。でんちゃんが「虎ガーさんはみんなロックが好きじゃろ?」とキュートに言うと生バンドのセットが登場した。

 

夢だった生バンドでのステージを見てもらいたい。後半が始まる。

 

  • 12 ベイビーステップ
  • 13 ビッグ☆スター
  • 14 ベイビーレイズ
  • 15 ベイビーレボリューション
  • 16 ミチシルベ

 

署名達成の嬉しさでのびのびとしたメンバーが生バンドで楽しそうに歌い、踊る。素晴らしすぎる景色。音。歌声。

 

“何度も何度も

転んで泣いたっていいんだよ

あの日の誓いと あふれる思いが

ここにある”

“信じる気持ちより

信じたいと強く感じた

その気持ちが

私たちを熱く導いているよ”

“ベイビーレイズ それとも

最後の最後に

胸を張って 笑ってやるんだ

今に見てろ”

“知ってしまったんだ

夢を見ること

それが夢じゃないこと”

“まだこんなまんまじゃ終われない

夢が夢のまんまじゃ終われない”

 

脳に歌詞が響く。景色が歪む。ただ声を出す。汗だくだ。

あっという間に本編が終わる。アンコールだ。その素晴らしいパフォーマンスをまた見たい。

声の限り叫ぶアンコール。

 

2周年のTシャツに着替えたメンバーが晴れやかに再登場し、嬉しさを表明すると筆者が生バンドでどうしても聴きたかった2曲をやってくれた。

 

  • EN1 恋はパニック
  • EN2 TIGER SOUL

 

鶴というバンドがくれたこの曲たちは筆者にとって、とても大切な曲だ。ベイビーレイズを大好きになったきっかけでもある。

 

とにかく多幸感のラッシュとも言える「恋はパニック」

そして彼女たちの今の想いがすべて込められている「TIGER SOUL」

 

確かにその想いは虎ガーに届いただろう。特にTIGER SOULはこの夏ほぼラストチューンとして君臨し、名実ともにベイビーレイズの代表曲に成長した。

 

“あげる あげる”と想いを届ける振りをメンバーも、客席もみんなでやるのだ。

解散を免れ、無事武道館が決定したベイビーレイズのその想いを万感胸に迫りつつ受け止めていた。

 

そしてまさかのダブルアンコール。

 

  • WEN1 ベイビーレイズ

 

デビュー曲であるベイビーレイズを高らかに歌い上げた。

みんなみんな笑顔だった。最後の曲が終わり、少しのトーク。開演までに流れていた会場の曲はすべてゲン担ぎのために”マン”が付いているという小ネタばらしもあり(笑)紅潮した様子で笑いあった。

そして最後に武道館に向けて1人ずつコメントがあった。リコピン、愛夏、高見(高見奈央さん)、りおトン(渡邊璃生さん)、でんちゃんの順に想いを語った。

  • リコピンは明るく署名してくれた全ての人たちに感謝の意を。
  • 愛夏は押しつぶされそうだった気持ちのことから赤裸々に今の気持ちを述べ、この武道館決定、いや、ベイビーレイズの解散撤回、この仲間でやっていけることの感謝を。
  • 高見はなんとかなると軽い気持ちでいたが不安もあり、でもやっぱりこのベイビーレイズならなんとかなると強い気持ちでいたこと。
  • りおトンはりおトンらしく、でも武道館のための署名のことを「私たちが武道館でやってもいいんだという許可証のようだと思っている」と。
  • そしてリーダー、でんちゃんは解散撤回、そして武道館というこれからに向けた所信を。

最高の夜の幕が下りた。

そして握手会でライブを終えたばかりの5人へ武道館おめでとうと伝えられたことは本当に嬉しかった。12/18はみんなで武道館に行き、ベイビーレイズの勇姿を見届けたい。

 

ベイビーレイズ武道館公演日程

2014/12/18(木)詳細はこちら https://babyraids.lespros.co.jp/news/detail/5716

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ベイビーレイズ

TOUR 2014「虎ベリング-THE TRIAL TO BUDOKAN-」ファイナル ~デビュー2周年記念ライブ~

開催日時:2014年9月20日(土)17:15OPEN/18:00START
会場:東京キネマ倶楽部
価格:一般席 ¥3,900(税込)
公式HP:
ベイビーレイズ https://babyraids.lespros.co.jp/

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妹尾ころり

妹尾ころり

ひとりのときには歌詞を読み、パーティーにいけばブチ上がる。 J-POP、アイドル系のクラブイベントを漂うただの客。キッズダンスに注目している。